外資系25年ゼネラリストのキャリアシフト。50代で「資格」より先に手に入れるべきもの
熊谷美雪

「25年、走り続けてきた。でも、外の世界で通用する強みなんてあるのだろうか?」
50代を迎え、だんだん現実味を帯びてきたこれからの働き方への不安。
副業やキャリアシフトを考え始めた時、最初に思うのは、自分には何ができるだろう?ということ。
そんなとき、専門分野のスキルを持ついわゆる「スペシャリスト」であれば、自分の強みを活かすことはそんなに難しくないかもしれません。スキルをマッチングするプラットフォームにも登録しやすいのではないかと思います。
一方で、まとめ役や調整役などでオールラウンドに活躍し「ゼネラリスト」としてキャリアを積んできた女性にとって、自分の強みってなんだろう?何ができるって言えばいいんだろう?と考えると、これがなかなか難しいのですよね。
私もゼネラリストでしたからよくわかります。
1:焦って「資格」を取りに行く前に知っておきたいこと
そんな状態になると、将来への不安から、「今のうちに何か準備をしなければ」と自分の強みを活かせそうな資格を取得しようとすることも少なくありません。
たとえば、コーチ、キャリアカウンセラー、セラピストなどの資格、あるいは、趣味を活かした資格です。
ですが、せっかく取得した資格がただの「肩書き」で終わってしまい、これからのキャリアに活かせないまま、という現実も多く見てきました。
なぜ、資格を取っても道が開けないのでしょう?
それは、資格を取得すること自体が目的になってしまい、「他者にとって、自分の強み、価値、スキル、経験にどういった価値があるのか」が自分の中で明確になっていないからです。
カギはプロセス「どうやって」解決したか?
ゼネラリストとしてのあなたの価値は、具体的なエピソードを振り返ることで気づくことができます。
たとえば、あなたが「忙しすぎるために離職者が多かった職場で、離職率を減らした」という実績を持っているとします。
同じ「離職を減らした」という結果でも、どうやって解決したのか?が違えば、その強みは異なります。
あなたが、
「一人ひとりの話を丁寧に聞き、信頼関係を築けたこと」で離職が減ったのであれば、あなたの強みは「傾聴力やコミュニケーション力」であり、
「業務を見直し効率化を図り、一人ひとりの負担を減らしたこと」で、離職が減ったのであれば、あなたの強みは 「業務改善」となります。
となります。(もちろん、両方を兼ね備えている場合もあるでしょう)
資格を取得する前に、この「自分の軸となる他者にとっての価値」を正しく認識する。
その上で、それを強化するために資格を活用する。そうすることで初めて、資格はあなたの価値を裏付けたり、よりわかりやすく伝わる根拠となり、自信へとつながるものにもなるのです。

2:【実例】私の自分の強みを言語化した方法
私が会社を辞めようと思い始めた頃のこと。やはり、自分は何ができるのだろう?と考えていました。
(マーケティングやライティングも業務の関係で、ある程度は知っていましたが、専門ではなかったですし)
起業のコンサルに相談するにも、自分の強みがうまく説明できなかったのです。そこで、聞かれるまま自分が成し遂げたこと、その時に、何をしていたかを振り返ってみたのです。
外資系企業でプロジェクトマネージャーや管理職を務めていた際、いろいろ自分なりに考えて行っていたのは、
・プロジェクトを円滑に進めるために、ただ、「これをやって欲しいと依頼する」のではなく、「企画の意図や、各々にとってどんな価値があるのか?」といったことを、部門間で共有するようにしたこと
・交渉でOKを引き出すために、「相手の特性(性格や判断の時の考え方の傾向)に応じて、メールの書き方や交渉の仕方を変えていたこと
・スタッフのやる気を引き出し、信頼関係を築けるように、スタッフが何かしてくれたら(それが私が頼んだことだけではなく、その人にとって当たり前の業務でも)、必ず顔を見て「ありがとう」ということ
・ミスが起きないよう、スタッフに説明する際や指示をする際、人によって説明の仕方を工夫していたこと(NLP心理学のVAKを元に)
でした。
自分が何を成し遂げてきたか?その時にどんなことをしてきたか?をこうして振り返ったことで、自分の他者にとって価値ある強みは、目的を達成したり、円滑に物事を進めたりするための「本質を引き出す傾聴力」「OKを引き出すコミュニケーション力」「やる気を引き出す思慮深い対応力」であると言語化できました。
この「価値」を自覚したからこそ、私は40代半ばで独立した2014年から10年以上、1,500回以上のアドバイス経験を持つライティングコーチとして、多くのお客様に恵まれることができました。
単なる「書き方のスキル」を伝えるのではなく、お客様の「本当の価値を引き出し、伝わる言葉に変える」という、私の原体験に基づいた独自のスタイルを確立できたのです。
(そして今では、50代女性の後悔しないキャリシフト設計のための支援をしています)
念の為に書いておくと、これを読んでいる方に、独立を勧めているわけではありません。
今の会社で働き続けてもいいと思いますし、何かを別のことを始めるにしても、今は、私の時と違い、リスクもほぼなく副業もカンタンに始められますし、スキルマッチングのプラットフォームやオンライン教材を提供できるプラットフォームなど色々あります。
ただ、そうした選択肢や情報が溢れているがゆえに、情報に振り回されてあれこれやってしまい後悔することも増えているので、ここでは自分の経験を振り返り、強みや価値を言語化することの大切さをお伝えしている次第です。

3:50代、自分を大切にしたキャリアシフトを
50代は、これまでの経験を棚卸しし、自分の価値を再定義する絶好のタイミングです。
単にキャリアだけを考えるのではなく、同時に、これから自分が何を大切にしていきたいか?どんなあり方で生きたいか?も振り返っていくことも、人生後半を愉しめる働き方を見出すために欠かせません。
自分の価値や望む生き方が明確になれば、進むべき道が見え、心も驚くほどラクになりま
す。
私が大切にしているのは、その方が、これが私の幸せだと思える生き方、働き方に気づいていただき安心して進んでいっていただくこと。
ライティングやコーチング、心理学だけではなく、マインドフルネスや禅といった心の奥底にあるものを大切にして、「50代女性の後悔しないキャリアシフトの構築」を支援しています。
あなたがこれまで培ってきた「ゼネラリストとしての強み」を、どうやって見直し、言語化していくのか?その具体的なメソッドをこちらのnoteに詳しくまとめました↓
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