キャリア

50代、大人の上手な時間術 3つのコツ

責任ある役割を持ち日々奮闘されている50代のあなたへ。

これまでキャリアを積み重ね、走り続けてきたあなた、しかし、ふと立ち止まった時、こんなことを感じたことはありませんか?

「なんだか以前より、気力や体力が追いつかなくなってきたな…」

「もう少し、自分のためのゆとりが欲しい…」

「これからの人生、どう生きていけばいいんだろう?」

もしあなたがそんなふうに思っているなら、それは決してあなただけではありません。多くの50代女性が抱える、ごく自然な心の声なんです。

効率化の限界:40代半ばまでとは違う「時間」との向き合い方

これまで、私たちは「いかに効率よく時間を使うか」を追求することで、多くの成果を出してきましたよね。次々くる仕事をこなし、なんとか時間を作りプライベートも充実させる。そのやり方は、30代、40代半ばまでは私たちにとってとても効果的でした。

ですが、50代になると、少しずつ変化を感じている方もいらっしゃるでしょう。以前と同じように効率を求めても、なぜかミスが増えたり、疲労感が抜けなくなったり…。それは、あなたの能力が落ちたわけではなく、気力や体力の変化と、時間の使い方のバランスがとれなくなってきたサインかもしれません。

だからといって、「やりたいこと」や「やらなくてはいけないこと」を諦めてしまうのは、あまりにももったいないですよね。まだまだ情熱を燃やしたいこと、叶えたいこともあるはずですから。

効率化で追い込まない-大人の上手な時間術 3つのコツ

では、50代から私たちはどのように時間と向き合えばいいのでしょうか?

実は、これまでのように「効率よく時間を使うこと」を追求し続けようとすると、かえってやるべきことが増え、心身が疲弊してしまうこともあります。

そこで、今回は効率化で自分を追い込まない、「大人の上手な時間術」3つのポイントをご紹介しましょう。

やりたいことを叶える時間を生み出す3つのコツ

1:「やったほうがいい」を疑う

日々の生活の中で、「これはやったほうがいいよね」という感覚でやっていることはありませんか?もちろん、仕事で絶対に必要な業務や、生活の根幹に関わることは外せません。でも、それ以外の「やったほうがいい」ことは、本当に「やらないとダメ」でしょうか?

試しに一度、「やらない」を選んでみてください。意外と、それでなんとかなったり、誰も困らなかったりすることも少なくありません。

これは、実際にやっていなくても、心の中のスペースを占めている「気になっていること」にも通じます。

「あー、また〇〇ができなかった。やったほうがいいと思うんだけど…」

このように頭の中で気にしている時間も、もったいないのです。「またできなかった」という思いは、無意識に自己肯定感を下げてしまうことにもつながりかねません。

たとえば、
義務感や人からどう思われるかだけで気が進まないまま続けているSNSの更新、惰性で参加している習い事、義理で参加しているだけの人間関係、そして「完璧にやらなければ」と思い込んでいる家事など。

本当に、今のあなたにとって必要でしょうか?一度立ち止まって見つめ直してみることで、驚くほど軽やかな気持ちになれるはずです。

2:自分にとっての「ゴールデンタイム」を知る

あなたの「ゴールデンタイム」とは、いつでしょう?

ここで言うゴールデンタイムとは「あなたが一番頭が冴え、集中力がアップし、仕事が捗る時間帯」のことです。この時間帯を意識し、最も重要な仕事や、深く思考する必要があるタスクをそこに割り当ててみてください。

反対に、どうしても集中力が落ちてしまう時間帯は、ある程度ルーティンでこなせること、そこまで頭を使わなくてもできること、あるいは疲れていても「好きだから続けられること」を割り当てると良いでしょう。

頭が冴えない時間に難しいタスクに取り組むと、余計な時間がかかり、結果としてアウトプットの質も下がってしまいがちです。自分のゴールデンタイムに重要なことを集中して行うことで、結果的に時間を節約でき、アウトプットの質も格段に向上します。

会社員として働いていると、自分でスケジュールをコントロールするのが難しい場面もあるかもしれません。そんな時は、少し工夫をしてみましょう。

たとえば、
ミーティングの予定を打診された際に、単に「空いているかどうか」で返事をするのではなく、可能な範囲でゴールデンタイムを自分のために確保できるよう調整をお願いしてみる。

あるいは、部下からの質問や相談を受ける際も、あらかじめゴールデンタイムを避けた時間帯を伝えておくなど、小さな工夫を積み重ねることから始めてみてください。

3:頑張っている自分に気づき、過去の自分と比較しない

多くの働く女性が、「自分はもっと頑張れるはず」「なんだか頑張れていない」と感じてしまうことがあります。でも、その「頑張れていない」の基準、もしかしたら無意識のうちに30代や40代の、心身ともにピークだった頃の自分と比較していませんか?

私たちは日々、成長し変化しています。年齢を重ねる中で、体の状態も、思考のスピードも、自然と変化していくものです。これまでのあなたが「何ができていたか」ではなく、今のあなたの体と心の状態を正直に振り返り、今のあなたに合った基準へとアップデートすることが何よりも大切です。

そして、知らず知らずのうちに陥りがちな「完璧主義」を手放しましょう。

「今日はこれ一つでもできればOK!」

そんな気持ちで日々を過ごすことができれば、不思議と気持ちが軽くなり、「やりたいな」と思えることに使える時間の割合が増えていきます。そして、気づけば、いつの間にか「やりたかったこと」が、一つまた一つと叶っていくようになるはずです。

50代は、これまでの経験を活かしながらも、自分に正直になって、本当に心から「やりたい!」と感じることで人生を愉しむことができる世代です。焦らず、自分を労りながら、軽やかに新しいステージを歩み始めましょう。

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