キャリア

働く女性のための人生が変わる読書・私的オススメ本

将来に迷ったとき、心を癒したいとき、感動が欲しいとき、気づきがほしいとき、知的欲求を満たしたいとき、なんとなく手持ち無沙汰なときまで、本は私たちに応えてくれます。

子供の時からずっと本は好きでした。といっても名文学を読んでいるわけではなく、ひたすら自分が読みたいものだけ。

後悔しない人生を送るためには、外に出ていろんな体験を実際にするのはもちろんですが、それと同時に先人の知恵や見識、経験がたった(大体は1,000円ちょっと)で得られるのが本を読むということ。これが習慣になっていると、人生が変わりますよ。

今日は何らか私の人生に影響を与えているよね、という本とその理由をあげてみます(といっても最近のものをメインにしました。そのほうが、この記事を読んでいる方が、これから読むならより効果的ですからね)。(なお、著者名の敬称は省略させていただいています。ご了承ください)

生き方系

最初は、たぶん、今これを読んでいる方が興味ありそうなジャンル。

7つの習慣(スティーヴン・R・コーヴィー)

これはもう有名な本ですね。あれ?ビジネスのカテゴリーじゃないの?と思われそうですが、これは「あり方」=「生き方」に大きく関わるのでここに。

初めて読んだのは10年近く前なので、今出ているものと表紙も違うけど、ふとしたときに何度か読み返しています。

私が一番影響を受けたのは「主体的に生きる」という考え方。知っているのといないとのでは人生が全然違う。仕事で行き詰まっていた時、すごく響きました。今、周りの人や環境のせいでうまくいかないとと思っている人は、これを知ると、今、見える景色がその瞬間に変わるはず。

自動的に夢が叶っていく・ブレインプログラミング(アラン・ピース)

「思考は現実になる」というのはあちこちで言われていますが、これを脳科学的な根拠と、ご自身の経験を合わせてわかりやすく説明してくれているもの。

『話を聞かない男、地図が読めない女』の著者のご夫妻により書かれた本で、引き寄せとか潜在意識って結局なんなの?と思っている人は読むと納得できると思います。

ここで書かれている脳のRASの仕組みについてさらにわかりやすく書いているのが「潜在意識の書きかえ方」(小森圭太)です。これも良い本ですよ。

ビジネス系

昨年から販売されているよく本屋さんで見かける本から2つ、起業家なら知らない人はいない有名経営コンサルタントの古い本と合わせてみました。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」(山口周)

私はタイトルにもやられたのですが、これは経営者の方や物事を判断する立場にある人にとってぜひ読んで欲しい本。理屈だけではない真善美のバランスのとれた判断力を養うための直感と感性を磨くことについて書かれています。そうだよなあ・・・と深く納得しました。2018年ビジネス書対象準大賞にも選ばれていました。

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEV(佐宗 邦威)

これもタイトルを見て即決して買ってしまった本^^左脳だけでは限界がある今の時代、読んでおくといいほう本です。未来が開ける気になれますよ。先が見えない時代だからこそ知っておきたい、せっかくの直感をそのままにしない、戦略から始めないといった思考メソッド。これ知ってると楽しいです^^

非常識な成功法則(神田昌典)

言わずと知れた有名な経営コンサルタントの本。新装版も出ていますが、私が読んだのはかなり前なので、その前のバージョンですね。起業を考えている方は読んでみてください。意識や視点が大きく変わります(ノウハウ本ではないです)。

小説系

小説は趣味の世界なので好きな理由もちょっとだけにします。長く書くと批評してるみたいでイヤなので。

舟を編む(三浦しをん)

映画化もされた本。辞書を作る人たちの話っていう設定がもうやられました。キャラクターや設定の世界観がステキです。

火車(宮部みゆき)

これももう何度も映像化されている言わずと知れた名作。すべてが緻密に書かれていることに感動。

錦繍(宮本輝)

宮本輝さんも名作はたくさんありますが、これは大人の恋愛を往復書簡で表現。行間にも感じるものがあります。

シャーロック・ホームズ系、星新一系、東野圭吾系

子供の時のホームズの小説に始まり、推理ものは大好き。特にこの3人の方のはずっーと読んでいます。どの作品かは選べないです。

エッセイ・趣味系

美女入門シリーズ他エッセイ(林真理子)

小説もステキですが、やっぱり読み出したら止まらなくなる面白さのエッセイは、読むと元気になります。以前、機会があって講演会を見にいったこともあるのですが、お話も面白かったです。渋谷エクセル東急のラウンジでお見かけしたこともあるのですが、腰が低くさりげなく上品な佇まいでらっしゃいました。

いいかげんに生きる(心屋仁之助)

これはエッセイではないんだけど、エッセイ感覚で読める心が軽くなる本。心が疲れ切って活字を読むのはつらいなときもオススメ。写真もあって心がほどけるような時間です。

番外編

番外編として、私がまだ30代半ば??のころ、管理職で悩んでいたときに、勇気付けられた本。時代があまりに違うので、今の感覚とそぐわない部分もあるかもしれないので、あえて番外編として載せました。

どちらもまだ女性が社長だったり、女性がエグゼクティブとして活躍するのは、相当にしんどかった時代を切り開いていった女性お二人の本です。今では当たり前のことも当時は斬新だったり、その姿勢に読んでいてすごく勇気が出ました。

強運に生きるワザ(前田義子)

前田さんはフォクシー代表取締役社主。私がこの本を読んだのは覚えていないほど前で、「強運」なんて言葉がタイトルについた本はなかった気がします。自分で生地を買い付けに行ったり、施設にお母様を預けつつ海外で出店をされたりと、その行動力とハッピーでタフなメンタリティは、ものすごいインパクトでした。

iモード以前(松永真里)

帯にある「いったいどうしていつの間に私は働き者になってしまったのだろう」は、当時の私にとても響いたんです。だって私はバリキャリになりたかったわけでも、管理職になりたかったわけでもないのに、目の前のことを一生懸命やっていたら、なぜか、立場が上がっていき、なぜかものすごく働く人になってしまっていた。それが自分でも「?」と思うところがあったから。

松永さんは、今はもう過去のものになってしまったドコモの「imode」を立ち上げた方。リクルートでの20年間のキャリアを捨て、当時まだまだ保守的だったNTTに移られ、この偉業を成し遂げた、そんな方の「iモード」立ち上げ以前のキャリアのお話。50代の働く女性はかなり共感の嵐だと思います。

 

いかがですか?あなたも、ぜひ、本屋さんにぶらり立ち寄って運命の一冊と出会ってみてください。

あ、ちなみに私はハードカバーも買いますが、kindleがあるので、ビジネス書などはkindleにダウンロードして、ipadで読んでいます。これはいいですよ。何冊でも持ち歩けます^^