マインドフルネス・禅

マインドフルネス瞑想講師の資格を取得しました!

ちょっと時間が経ってしまいましたが、7月下旬、一般社団法人マインドフルネス瞑想協会の講師の試験に無事合格し、資格を取得しました。

この歳になると学ぶことはあっても試験(筆記、実技)を受けるという機会はなかなか無いので緊張しましたねえ。以前、なぜ、マインドフルネスを学ぼうと思ったか書きましたが、今回は学んでどうだったか?です。

(念の為お伝えすると、宗教的なものではなく、脳科学的にもいろいろ検証されているものです)

マインドフルネス瞑想の効果とは?

あらためてマインドフルネスとは何か?をごくごく簡単にいうと、「良い悪いの判断をせず、今、この瞬間に集中すること。」効果としては、集中力、洞察力、EQの向上、ストレスや緊張、脳の疲労の緩和などなど、いろいろ言われています。

現代人は、常に何か思考しています。たとえば、散歩している時も、昨日起きたこと、これからやらなければいけないことなど、次々浮かび、せっかく歩いているのに、空気の香り、足が地面につく感触、爽やかな景色、聞こえてくる音など、今、この瞬間、感じていることをスルーしがち。

こうしたことが、これだけ物が豊かなのに幸福感が乏しくなったり、根拠の無い不安やもっと足りないといった感覚に囚われがちになったり、周りの目が気になったり、自分がどうしたいかわからないといったことにつながる要因の1つでもあるのですよね。

私が特に良いなと思った効果は、思いやりの心が深まるということ。自分への思いやりと他者への思いやりです。自分への思いやりは「セルフコンパッション」の本なども出ていて、自己受容の大切さが見直されてもいますね。

(注:この記事はマインドフルネスを専門的に解説するものではなく、私が学んだことをお伝えしているだけですので、興味がある方は検索してみてくださいね)

私に起きた変化

講座で学ぶ前は動画や本を見てやっていたりしましたが、習慣にはなっていませんでした。今回、背景や成り立ち、根拠となることや脳科学的に実証されていること、仏教や禅などと関係など、体系的に専門の方から学んだこと。一緒に学ぶ仲間がいたこと。毎回課題があったこともあり、いつの間にか習慣化しました。

やはり何を身につけたければ、プロから学び、やらざる得ない環境に身を置くことは私の場合、効果的なようです。

私にとって、印象的だったのはこの3つでした。

慈悲の瞑想

基本は呼吸瞑想ですが、それ以外にもいろいろあります。

慈悲の瞑想は、自分の幸せだけではなく、他者の幸せも願う瞑想なのですが、本当にそう思えなくてもいいので、まず言葉(決まった言葉がある)を心の中で呟いて瞑想してみてください。と言われてやってみたところ、自分でも驚いたのですが、固まっていた心が開くというか、まるで心の中に滝が流れ、その滝がパカっと開くような感覚になりました。そして、不思議なほど優しい気持ちなれたのです。

この瞑想をしたことがある方は、皆さんおっしゃいますが、とってもパワフルな瞑想です。

今は、自分がなんだかエゴぽいなとか、余裕がないなと思うときは、この瞑想をしています。

ボディスキャン瞑想

体全体を隅々までスキャンするかのように行う瞑想です。これを夜、寝る前に寝転んで、仰向けになって行うと、自分の体がいかに頑張ってくれているかわかり、体を大事にするようになりました。

私は寝付きがいいので、全体をやり切らないうちに寝落ちしてしまうのですが、寝付きが悪い方でも、これをやるとぐっすり寝ちゃうとおっしゃっていましたし、めまいなど体調が悪い時でも、よく寝られたという方もいらっしゃいました。

手放すことが明確に

瞑想をほぼ習慣にできたことで、いつの間にか、自分の中でもう必要ないこと、決断しきれなかったことなどに気づけるようになりました。

どうしようかなと迷う感じではなく、自然に「もういらないな」とか「もうこれじゃないんだな」とふと気づく、気付いたら思考が整理されていた、気持ちがスッキリしていた感じです。直感とか第六感とか、自分の感覚が研ぎ澄まされてきたように思います。

習慣にするには?

これからやってみよう、やっているけど続かない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。私の経験も踏まえて、何となくでも続けられるヒントをご紹介。

時間をとって行う

いちばん良いのは、時間を決めてしまうことです。歯磨きなど、すでに習慣になっていることセットにすると、人って習慣にしやすいそうですよ。

自分がやりやすい瞑想の動画や、アプリをスマホにセットしておいて、一連の流れでできてしまうと良いですね。

私は自分は学んだ先生の動画の他、InTripという禅のアプリも使っています。自分の好みで選ぶと良いと思います。

日常行う

効果を得るには時間を決めて行うのが良いのですが、日常の出来事でもマインドフルネスを意識する(=五感を働かせ、今、この瞬間に意識を集中すること)ことはできます。

たとえば、歩いているときに足の裏が地面に触れる感触、空気の香り、聞こえてくる音、見える景色を意識する。食事をするとき、形、色、匂い、味などを意識する、など。

自分の感覚に敏感になっていくと思います。

人と話すときに、考えことをせず、相手の話に集中するというのもあります。

まとめ

マインドフルネス瞑想は、集中力、洞察力、EQ、自己受容を高める。ストレス軽減。質の良い睡眠など、現代人の心身の健康に効果があることを実感。自分がどう生きたいかも自然とはっきりしていきます。

まだ経験がない方は、まず、「今、この瞬間に集中する」ということから、始めてみることとオススメ。

私のセッションでは、コーチング、NLP(心と脳の取り扱い説明書とも言われる米国のコミュニケーション心理学)に、マインドフルネスの要素も取り入れ、クライアントさんの気づきも引き出し、より良い人生、仕事に導くサポートをしていきます。

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