40代、50代になると、女性は誰でも自分のアイデンティティと問い直すのだそうです。「私って、このままでいいの?」と。
今まで、一心不乱に過ごしてきて、ふと自分を顧みると、これで良かったのかな?この先、このままで私は後悔しないのかなと。そんな気持ちを抱えたまま、時間だけが過ぎることにも焦ったり。
でも、何をすればいいかわからないって、結構ツライよね。
この記事では、「私のやりたいことって何?」「私はどうなりたいの?」それがわからない、、、、という女性のために自分の好きにカンタンに目覚めていく方法をお伝えしますね。
40代・50代の女性の生き方・好きなことがわかりにくくなっている理由
好きなことをやればいい、好きなことをやればうまくいく、そんなことを聞くと「好きなことしなくちゃ、探さなくちゃ・・・」と思っちゃうもの。
でもね、好きなことって探すことじゃないよね、本当は。ゲームが好きなら、やめろと言われてもやってしまうし、食べるのが好きなら、痩せなくちゃなと思っても食べてしまう。本能的に好きなことは、やっちゃってるんです。
10代、20代ならまだしも、ここまでずっと生きてきて、特に好きなことがなかったのなら、急にはわからないのは当たり前。というかわからない人の方が多いくらい。
では、なぜ、好きなことがわかりにくくなってしまっているのでしょう?
無意識に我慢してきたから
真面目で責任感が強いほど自分の立場や役割を考えて、周りがうまくいく方を優先させてきたはず。部下が休むから自分は休みを遅らせたり、食べたいものがあっても家族に合わせたり。
それで自分が意図した結果どおりになれば、うまくいっていった!(思い通りになった)と思ってますよね。で、そんなことを繰り返しているうちに、自分が我慢していることさえも気づかなくなっているんです。心当たりないですか?
損得勘定が先に立つから
何かを選ぶとき、好きか嫌いか、楽しそうかという感情、右脳的なことより、時間を効率よく使いたい、せっかくお金を使うならより価値がある使い方を、、、といった、理屈を優先した左脳的な基準に偏りすぎるのも、好きかどうかがわからなくなっていく原因の1つ。
たとえば、旅行に行くとき、休暇をどう過ごしたいのか?という感情より、どういう日程を組めば一番たくさんまわれるか、どれだけ金銭的に得か?という効率ばかり気にしていると、旅先での思い出より、行程に対する達成感が先に立ってしまう。
本当は「日常を忘れて、ただのんびりしたかっただけ」なのに、せっかくだからという気持ちを優先させてしまったら、本当に望んでいた休暇にはならないですよね。
40代・50代の女性の生き方・好きなことに気づく
では、どうしたら、自分の好きに目覚めることができるのでしょう?構えなくて大丈夫。 カンタンなことで、自分の好きに気づけるようになっていきますよ。
イヤなことを言葉にする
好きなことは曖昧でも、イヤなこと、嫌いなこと、やりたくないことなら出てきませんか?まずは、やりたくないこと、イヤなこと、嫌いなこと、これをどんどん「言葉」にして書いてみましょう。なんとなく思い浮かべて終わり、ではなく、何がイヤか具体的に紙に書く。
書き終えたら、「なぜ、キライ?なぜ、イヤ?」と考えてみてください。そこにあなたの本当にイヤなことの本質が隠れているはず。
例えば、会社がイヤと漠然と思っていても、それが「通勤電車に乗りたくない」「残業が多いのがイヤ」「営業をしたくない」「頑張っているのに評価されない」では、各々状況は全く違いますよね。
そして、さらにそれが「なぜ、イヤ?」を考えてみると、きっと人それぞれ全然違うはず。
そうしてわかった「イヤの本質」の裏返しが、あなたが「したいこと」だったりします。
ですから、好きなことは1つではなくていいし、変わってもOK! 本質的にどうありたいのかがわかれば、選択の基準ができますから、そこには必ず共通点、一貫性が出てきますから。
選び直さない
もう1つの方法は、日常の小さいなことからでいいので、ふと思ったままやってみるということ。本当に日常の些細なことからやってみるといいです。
たとえば、コンビニで「ロイヤルミルクティー」を飲みたいと思ったら、「あ、カロリーが高い」とか、「あ、クーポンが使えない」とか浮かんできても、全てスルーして、ふと思ったものをそのまま選ぶ。選び直さないということ。
たとえば、本屋さんで「なんとなく気になった本」があったのに、「こっちが流行っているから」とか「こっちを読んでおかないと、周りについていけないから」と思って、義務感で本を選び直すのではなく、(流行りだからで、読んでもいので)最初に気になった本も読む。
そんなことです。
「ふと思うこと」っていうのは、直感だったり、本能的なことだったりするので、それをいつも左脳的な理屈で置き換えする習慣がついていると、自分の本当の好きがわからなくなってしまいがち。
「ふと、思うこと」を大事にしてみましょう(あ、自分を甘やかして、食べたいものはどんどん食べていいとか、そういうことではないですよ・笑)。
些細なことから「ふと、思うこと」を尊重することができるようになると、もう少し大きいこと、たとえば、休暇の過ごし方や人との付き合い方についても、自分の意志なのか、世間の価値観から影響されただけなのか?に気づけるようになっていきます。
まとめ
好きなことは、損得勘定なくやるなと言われてもやってしまうこと。自分の好きに気づくためには、自分の嫌いを知る、ふと思うことをスルーしないで大事にする。そうすることで、自分を尊重でき、自分の本当の感情に気づけ、好きの基準ができてきます。
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