「何が悪いというわけではないけど、これが「最高」の人生か?」といわれると、そうではない気がして・・・。
活躍されていて、充実しているんだろうな、と見える女性ほど、こんなことをつぶやいています。そして、なんだか疲れてしまっていたり。なぜ、そうなってしまうのでしょう?
これにはいくつか理由がありますし、その対策(笑)もあります。今日はそんな「最高の人生って?」についてです。漠然とした不安はあるけど、目先に困っていることはなのに、最高の人生を追い求めて悩んでしまう、その理由とは?
最高の人生を追い求めてしまう理由
1)理想が上がっている
人は何かを得たり、できるようになると、さらにその先を得ようとします。自然と欲求のレベルが上がっていくのですね、もっと、もっとと。
欲求といっても、物質的なことや経済的なことだけではなく、自己実現の欲求のレベルが上がっていきます。目指していたところにたどり着いたはずななのに、もっと、と出てくるのはこのためですね。これは向上心ということでは良いことですが、度が過ぎると返って自分を苦しめてしまうのです。
2)無いものに意識がいっている
すでに得ているもの、できていることがたくさんあるのに、それらはあまり意識することなく、無いもの、欠けているものに目がいってしまっている。真面目な方ほど、多いのでは?
環境、生活、人間関係、仕事、経験、スキル、すでに持っているものを見直すだけで、自分への見方が変わります。
レベルを下げろということではありません。自信を持って欲しいということ。それに、まず持っているもの気づけないと、何がいらないのか?何が必要なのか本当のところは見えない、ということなんです。
3)人と比較している
これだけSNSでいろんな発信を目にすると、どうしても自分の価値観もブレがち。自分の幸せの基準が曖昧なまま、人の状態を見るとそれが正解のように感じてしまう。
40代・50代女性のライフタイムシフト
あなたの幸せの基準は?
自分にとっての幸せ、その答えを外に求めるのではなく、自分の内側に聞いてみましょう。まさに「内省」してみるということ。自分の中の答えに気づけます。
内省もいろんな方法がありますが、オススメの方法を3つ。
自分に気づく方法1)
まずは一人になる時間を作る。その時間を、居心地のいい場所で読みたい本を読んだり、気ままに散歩したり、ふと、思う快適な時間の過ごし方を見る
自分に気づく方法2)
「今、ここ」に集中する。温泉に入っている時ですら、「あ、明日XXしなくちゃ」と未来のことを考えたり、「あー、XXしておけばよかったな」と過去のことを考えているもの。
食事をしている時、コーヒーを飲んでいる時、その「今」に集中して、体がどこに接しているのか?どんなことが聞こえるか?自分は何を感じているか?どんな香りがする?などに集中してみましょう。自分の使っていなかった感覚が蘇ってきてきます。集中力もアップしますよ。
自分に気づく方法3)
心の中を吐き出す。人は意外と本当に思っていることを表に出していません。そしていつの間にかフタをしています。そうなると、本当の自分に鈍感になるのは仕方ないですよね。
ふつふつとした不満、違和感、辛い気持ち、本当の願望(眠い、もっと寝たい、、、でもOK)を、ノートに毎日決まった時間に、思ったまま吐き出してみましょう(1分でOK)。
誰に見せるわけでもないので、心に浮かんだ言葉そのままで!すぐに手に取れるサイズこれ専用のノートを作り、お気に入りのペンと一緒にしておくといいですね。習慣にしやすいです。
自分だけの幸せを求めるのではなく
私がたくさんの女性と接し、お話を聞いていて思うのは、最高の人生=自分の幸せだけを追い求めていない、ということです。自分が満たされた上で、誰かを幸せにできることに喜びを感じていると思うのです。
大人の女性が、幸せの基準を考える時、どんなことでも、些細なことでも、後に続く誰かに還元できることも合わせて考えていると、それこそが「最高」を思える、それこそがライフタイムシフトの方向性の1つ、そんな気がしています。あなたはいかがですか?