キャリア

50代から「忙しい」卒業するには?知的な女性が選ぶ3つの秘訣

その「忙しい」は本当に価値あるものですか?

こんにちは、熊谷 美雪です。

仕事、家事、子育てや親のケア、そして自分のウェルネス。日々、多岐にわたるタスクに追われている40代後半から50代の女性は少なくありませんよね。

時間術や効率化のためのツールを駆使しているにもかかわらず、「なぜかいつもこんなに時間に追われているんだろう?」と感じることはありませんか?

それどころか、効率化すればするほど、タスクが増えているように感じているとしたら、それは「時間術」の限界かもしれません。そんな成熟した大人世代にとっては、「忙しさ」を生み出す根本的な思考パターンからの卒業がカギになるはず。

この記事では、知的なあなたが心穏やかに、そして本質的な活動に集中するために、「忙しい」を卒業する、時間術ではない3つの秘訣を、行動や心持ちの両面からご紹介します。

時間術を手放す秘訣1.
「どれも必要だから外せない」から抜け出す

「やらないでいいことを手放そう」とはよく言われますが、優秀だったり、なんでも頑張ればこなせてしまう人ほど、「これは必要だから」「これも大事」と結局何も手放せない、ということが起きがちです。そこで視点を変えましょう。

「緊急事態」をシミュレーション

「どれも必要」という思考から脱却するために、まず「3つ手放す」と先に決めてしまいます。

その3つをどうやって決めるかというと、「自分が今日から病気で1ヶ月動けなくなった」という緊急事態を想像してみるのです。

そうなると、「〇〇は誰かに頼もう」「しばらくこれはやらずに様子をみよう」「期限を延ばそう」「もう一切やめよう」といったタスクが必ず見えてきます。

たとえば…

 手放すこと1:念の為にやっているスタッフの仕事のフォロー
→スタッフ同士で確認し合えるようにする。

 手放すこと2:家族全員の洗濯物を畳み、各々の場所に収納する
→分けるだけ終わる。家族各々が自分の分をたたんで収納

 手放すこと3:SNSを頻繁にチェック
→時間と曜日を決めてチェック

「病気になったら」という緊急事態を想像することは、無理をして疲れ切ってしまう前に自分を守るためのシミュレーションです。ぜひ、手放すことを3つ決めてみましょう。

時間術を手放す秘訣2.
「忙しい」=「価値が高い」という無意識を手放す

頑張れる女性ほど陥りやすいのが、無意識に「忙しい」=「頑張っていると認められる・評価が高い」と感じてしまっていること。

心の奥底に「忙しい私=頑張っている=価値がある」という図式があると、無意識のうちに「忙しさ」を手放しません。そのため、休んだり、時間が空くことに「後ろめたさ」を感じ、十分な休息が取れなかったりするのです。

誰もが頭では理解していると思うのですが、「忙しさ」は「価値をはかる」ものではありませんよね。

この意識を手放し、「自分にとって本当に大切なこと(仕事、家族、自分にとってのウェルビーイングなど)」に時間を使えている状態こそが、本当の価値であると再定義しましょう。

時間術を手放す秘訣3.
自分を優しく「許し」、イライラを手放す

「私はこんなに忙しいのに、なぜ〇〇は動いてくれないの」とイライラしてしまったり、八つ当たりしそうになったり。

そんなとき、他者の行動はコントロールできませんから、そんなイライラを手放す術を持っておきましょう。それが自分を「許す」ということ。

「今日はこれ以上は無理」「もうやりたくないな」と感じたとき、それを押し殺すのではなく、そんな自分を「十分、頑張っているよね」と労い、「できない・やらない・やりたくない」そんな完璧ではない自分を許すのです。

自分に完璧を求めず許せるようになると、自然と他者にも寛容になれます。

他者ができない時に、誰でもそういう面やそういう時がある、と思えるようになるからです。

これは決して、双方をダメにすることではなく、人間らしさを理解しあい、協力し合えるようになるものです。

【番外編】1日を心地よく終える予定の組み方

3つの秘訣はいかがでしたか?最後に、1日を心地よく終えるスケジュールの立て方です。

やり方: 1日の予定の中で、「これだけは必ずやる」というタスクを1つだけ(30分〜1時間程度の単位でOK)最優先で設定します。他のタスクは「できたらラッキー」としておくのです。

1日の終わりに、その1つができていたら、着実に前進しているということ。ぜひ、自分を褒めてあげてください。

毎日「できた」という小さな成功体験を積み重ねることで、自分への自信もアップしていきき、自己肯定感も高まります。

また、1つでOKと思えることでプレッシャーもなくなり、心にゆとりが生まれ、逆にもう1つできるなということも増えて、結果気持ちよく捗るようにもなりますよ。

まとめ:「忙しさからの卒業」で、人生を豊かに

「忙しい」を卒業することは、「手を抜いたり」「サボること」ではありません。それは、自分の有限なエネルギーを、自分が真に価値を感じる場所に集中させるかの、知的な選択です。

それがあなたのこれからの人生の豊かさにもつながっていくでしょう?

今日から、3つの秘訣のどれからでも、試してみませんか?

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