今は本当に不確実な時代になりました。そう思っていたところに、誰でも予想できなかった「コロナ」です。だけど、私たちは今、生きることができています。そして、これからもきっと。で、人は、できるだけ幸せに生きていきたい、と思うっちゃうわけですよね。
では、今日は、幸せに生きている人と、(周りからはうまくいっているように見えるのに)いつも何かしら不安が付きまとう人、この違いは何かな、ということについて書いていこうと思います。
何にフォーカスをあてるのか?
やたらに情報を仕入れても、自分にとって足りないことばかりが見えて、不安は増すばかり。情報をやたらに浴びる前に、自分は何にフォーカスするのかを意識しておくことが大切。
自分がコントロールできること・できないこと
自分ではどうしようもないことってありますよね。人の行動、人の性格、お天気や周りの環境、鉄道の運行状況、プレッシャーのかかる状況、家族のこと、会社の人事、起業していればお客様の集まり具合。
人が迷ったり、不安になったり、イラついたり、不満を抱いたりすることの多くは、この自分ではコントロールできないことが多いのです。
頭ではどうしようもないとわかっていながら、無意識になんとかしようとしてしまう。なのでそこで内面で軋轢が生まれたり、現実でも摩擦が起きてしまったりする。
あなたがコントロールできることは?
自分がコントロールできることに集中しましょう。そしてそれ以外のことは手放す。
たとえば、
お天気が悪いなら、予定を変えるのか?気分が明るくなる傘を持って出かけようと思うのか?(無理に雨でガッカリしてはいけないと思うのではなく、じゃあ、自分には何ができるかな?と考える)
相手の返事が遅いなら、締め切りを早くする、自分が先にできることをしておく、そもそも返事をあてにしないで済む方法はないか考える。遅れたときに、自分のせいではないと証明できるようにしておく。周りを巻き込むとか。
元メジャーリーガーの松井秀喜氏のこんなインタビューが記憶に残っています。
インタビュアー:優勝がかかった試合で、ツーアウト、満塁、4番で打順が回ってくる、そんな時でも落ち着いてプレイして結果を出してらっしゃいますが、緊張しないのですか?
松井秀喜氏:もちろん、緊張しますよ。ですが、自分がコントロールできないことを気にしても仕方がない。自分ができることに集中します。自分ができることは、日々練習をし、その時々に集中してプレイする。
(注:いずれも言葉は一言一句正確ではないですが、主旨はあっています)
目的、目標の決め方-自分はどうありたいのか?
自分がコントロールできないことの1つに「数字」があります。目的を達成するための指標として「数字」は欠かせませんし、「数字」こそが客観的な事実であったりするのですが、その数字を「目的」そのものに掲げてしまうこと、自分が苦しくなってしまいます。
人の目を気にしたり、パターン化された情報の影響で数字に振り回されている(特に経済的な価値観として)と、自分にとっての幸せが見えづらくなっていくのです。
そして、たとえ、手に入れることができても、不安が拭えず「もっと」「もっと」と思ってしまう。
一般的な定義として、「目的」は最終的に目指すこと、実現したいこと。「目標」は目的を達成するための目印、要するに、目的を達成するために必要な指標。「指標」としての数字なのです。
人生においてはやはり自分がどうありたいかの「あり方」=最終的に目指したい状態が大切。世間の価値観や、人からどう見られるか?ではなく、自分がどうありたいか?です。
あなたが心から笑って安心できる場所はどこでしょう?どんなときですか?そんなところから考えてみてもいいかもしれませんね。