キャリア

いったん立ち止まってみた・50代これからの働き方、生き方、ビジョン

この1ヶ月間(3月)、クライアントさんの対応以外、全ての仕事をいったん止めていました。予定していた講座の募集も取りやめて行いませんでした。

(参考:私はマーケティングコンサルタントをしています。40代、50代のスモールビジネスオーナーの女性を対象に、人生の質を高める働き方を実現するビジネスモデルのサポートをしているんです。ライティングのサポートとかね)

一般的に、独立している人が1ヶ月、いったん止めるってなかなかすごいことでして、後になって周りに話したら、かなり驚かれました。

計画していたわけではなく、でも突発的にというわけでもない。あー、今がその時だなと 自然に思えて、そうした、という感じでした。

抱えていた違和感

昨年の終わりくらいから、なんとなく違和感を覚えていました。

今の延長線上に、3年後、5年後自分が描けなかったんです。ワクワクしないというか、
あー、まさにこうなりたいんだよね、と思えるイメージにつながらない。

今の仕事に不満はないですし、クライアントさんには真摯に向き合っているし、今のまま やることをやっていれば、きっと2年くらいはそれなりの売り上げもあげていけるんじゃないかな、という感覚はありました(とはいえ、わかりませんよ。予想しないことは起きますからね…)。でもその先は、イメージできなかったんですよね。

47歳で25年もいてマネージャーまで勤めた会社を辞めて独立した時、私の経験や資質と  求められていることを掛け合わせて、今のビジネスをスタートさせ、ひたすら走ってきました。

おかげさまで法人化までできて、こうして生きています(笑)。

ただ、そうして経験を重ねるうちに、私の提供できること、資質、経験を総動員すれば、 もっとできることがあるんじゃないか…という思いが、よぎるようになってきたんですよね。

でも、どうすればいいかわからないまま、日々の仕事をこなしていたら、あれ?と思うようなサインのような出来事がいくつか起きたのです。

詳しいことは書けないのですが、わかりやすくいうと、「なんかイヤだな」と思うことや、「なんで?」と思うようなことが、起きてきました。

そして、極め付けは、3月1日に軽い突発性難聴になったこと。本当に軽かったのとすぐ
病院にいったことで3日で治ったのですが、この出来事で「あ、いったん立ち止まろう」とすんなり思えたのです。(発症してすぐ病院に行ったのも、本当に偶然に、その日のクライアントさんとのセッションが、先方のお子さんが熱を出したということで、急に延期になったことで、ぽっかり時間が空いていたんですよね)

思うままに過ごしてみた

さて、いったん止めて何をしていたかというと…。まず、休むこと、どうしようか考えないこと、ちゃんと寝ることを仕事だと思うようにしました。

クライアントさんとのセッションと質問などの返信以外の時間は予定を決めずに、朝起きてやりたいことをやる。

あ、毎朝、瞑想はしていました。

そして、

・読みたい本と読みたい場所に行って、ひたすら読みまくったり、

・美しい景色、もの、ことを見て感動したり(コロナですから、近場ばかりですが)、

・写真を撮ったり、

・信頼できる方に話を聞いてもらったり。

たとえば、鎌倉の由比ヶ浜海岸のベンチで旅のエッセイを読んでいたり、みなとみらいや 山下公園をグルグル歩きながら、桜と海の写真を撮ったり。

行ってみたかったお店に行ったり。ウクレレの練習の時間を増やしたり。

友達とZOOMでおしゃべりしたり、メッセンジャーでこんなことがあったんだけど…とメッセージ送ったりみたいな感じかな。

そして、思ったこと、感じたことを、お気に入りのカフェで、とことんノートに書きまくっていました(ペンとノートもお気に入りで)。

あえて、この先どうしたいのか?など考えないようにしました。それをすると結局、目先に有効なことを考えてしまいそうだったので。

まず自分の五感を研ぎ澄ませて、自分の心の声を受け止めることだけやるようにしたんです。

思えばずっと働いてきた

短大を出てから、ずっと長くブランクを持つことなく働き続けてきました。おそらくまとまって休んだのは、結婚した時の2週間の休暇が最長かもしれません。

転職した時も、金曜まで働き、翌週の月曜からはもう新しい会社で働いていましたし、独立した時も、周りはこんなに長く働いたのだから、ちょっとのんびりすれば、と言ってくれたのですが、独立したばかりですから、そんな気にはなれなかったんですよね。

今後の方向性に違和感を抱いていたのと同時に、ちょっと小休止して、朝起きて、「さて、今日は何をしようか?」と思えるような時間を過ごしたかったんだとも思いました。

立ち止まってみた結果

とことん、自分の感覚に1ヶ月向き合い、感じたことをアウトプットし、今後、自分がどうありたいかの輪郭が明確になってきました。これは、本当に尊い経験だったと思います。

その集大成に、4/1に尊敬している方にコーチングセッションをしていただき、それを言語化して、アクションに落とし込むことができ、めでたく(笑)、3年後、5年後の自分が描け、エンジンがかかった感覚です。

そのおかげで、今の仕事に対しても、これまで以上にやれることがあるという発見がありました。

人生には休息が必要だ

休息というと疲れた時に休む、リフレッシュというイメージがありますが、それだけではなく、違和感を覚えた時、煮詰まった時、それをなんとかしようとあれこれやるばかりが方法ではなく、一度、立ち止まってみることも大切だと心から思いました。

20代、30代であれば、経験不足からくることも多いので、突き進むことが正解な時もありますが、40代、50代で、これまでずっと走り続けてきた人であれば、相当な経験を積んできていると思うんです。それも自分の心の声をいつの間にか抑えながら。

なので、いったん、空っぽになるようなつもりで、自分の感覚だけに耳を澄ませる時間を持つこと、お勧めします。

やってみたいけど自分だけではできそうにないなと思ったら、あなたの心の声を気づき、
未来のビジョンを描くお手伝いをしますね。